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​おすすめ映画・本など

映画

阿智村で2014年7月~8月に撮影された映画「望郷の鐘―満蒙開拓団の落日」。後に“中国残留孤児の父”と慕われた阿智村の長岳寺住職・故山本慈昭さんを主人公にして、戦争中に満洲へ送り出された満蒙開拓団の悲劇が描かれている。(2015年公開)

北京で生まれ、幼少期を中国で過ごした経験のある田原和夫氏による自身の戦時中の経験を綴った原作を映画化。東日本大震災で仮設住宅暮らしを余儀なくされた少年たちが、あるきっかけで中国の黒竜江省を訪れ、そこで戦時中、ソ連と満州の国境近くに勤労動員として送られた少年たちが、ソ連軍による突然の侵攻により命懸けの逃避行を余儀なくされた体験を聞く事に。現代の15歳が、約70年前の15歳の壮絶な経験を聞き、自分たちと重ね合わせていく。俳優、そして舞踏家として知られる田中泯が少年たちに戦争の悲惨な事実を伝える語りべを演じている。(2015年公開)

映画「蒼い記憶 満蒙開拓と少年たち」

マンガ「シリーズ戦争」の第一巻として刊行された『蒼い記憶』をアニメ化した劇場公開作品。昭和十六年の長野。小学六年生の恭太は同級生たちとともに、日本のために満蒙開拓青少年義勇軍への参加を決意する。親友の健次も誘ったが、それが本当に日本のために良いことなのか分からないと、教師になるため師範学校への進学を決めた。満州で過酷な訓練と開墾にいそしむ恭太たちだったが、日本が戦争に降伏したことを知らず、侵攻してきたソ連軍から逃れていた。ようやく各地の開拓団が集まる村に到着するが、村はソ連軍に包囲されてしまい…。

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本 

「おじいちゃ おばあちゃの話を聞いてな その. 2」

阿智村に暮らす人の戦争体験を記録に残し、そんな以外の子どもから大人が戦争の現状を学び、平和について考える機会を作るため、​平成19年発行の戦争証言に新たに聞き取った証言10編を加えて650冊が作成された。阿智村図書館にも置いてある。

子供の文化を考える会 [編]

「下伊那のなかの満州 聞き書き報告集」 1~10

飯田・下伊那の住民らでつくる「満蒙開拓を語りつぐ会」が2002年から聞き取り調査を行い、結果をまとめた報告集。約30万人の満蒙開拓団のうち、約8,400名の方々が満州に渡った飯田・下伊那地方は全国で最も多くの人を満州に送り出したといわれている。戦闘や飢えなどで多くが死亡、残留孤児の悲劇が生み出された。恐慌で貧困に苦しんで開拓へと進んだ背景や、夢や希望を抱いて故郷を後にして始めた旧満州での生活。敗戦直後の逃避行の中ですべてを失い、家族の死や離散も経験するなど、それぞれの半生が記録されている。中には、開拓団が集団自決し、生存者として1人だけ帰郷した人の証言もあり、計41人の貴重な記録集である。

満蒙開拓を語りつぐ会編

田中眞紀子議員推薦「なん人もこの現実から目を背けてはならない。(中略)今私たちに突きつけられている課題と本著の語る歴史の真実は、広く通底し深く共鳴している」。国策としての満州入植、敗戦、残留せざるを得なかった事情、真実が今明らかになる。大躍進政策、文化大革命、帰国問題、政治の波が再び襲いかかる。「私たちは流民ではない」その魂の叫びが聞こえる。

片岡 稔惠 (著)  2012

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